赤いハンカチ

モオツァルトの悲しさは疾走する。涙は追いつけない・・・彼は泣く。しかし人々が泣き始める頃には彼は笑っている・・・小林秀雄

▼白妙の赤子の足袋に触れてみむ

 十年前の記事だが・・・

 今日は夜勤明けで、職場の目の前にあるガソリンスタンドからレンタカーを借り出し母をたずねた。年末に患った流行感冒による点滴もはずされていて通常の食事ができるようになっていた。通常の、とは言ってもミキサー食なのだが。さて大正9年2月生まれの母はまもなく96歳の誕生日を迎える。母のためにも春よ来い来い早く来いと願わずにはおられない。病院からの帰り道、寒風にさらされた枯れ草の中に赤ちゃん用の靴下が転がっていた。

  

2014.01.11 熊谷市