赤いハンカチ

モオツァルトの悲しさは疾走する。涙は追いつけない・・・彼は泣く。しかし人々が泣き始める頃には彼は笑っている・・・小林秀雄

▼レンタカーで故郷に遊ぶ


2009.06.23 栃木県さくら市

以下またぞろ、大昔の記事で申し訳ない。

 昨日一昨日と仕事の休みが続いたので、ふと朝から思い立って宇都宮まで電車で行き駅前でレンタカーを借り、県北部に位置する故郷を巡りあるいた。幼馴染の何人かに会ってこようと思ったのである。アポイントメントは不要である。アポを取らねば会えないような慇懃無礼の愚の骨頂には最初から会いたくもない。
 数年前にやはり、同じように衝動的な行動に打って出て、とりあえず故郷の駅まで行ってみたのだが、電話帳にある何軒かのレンタル会社は、乗用車のたぐいは貸し出ししていないという。在庫があるのは、農作業用の耕運機かトラック、または工事用の重機しかない。それでよければいつでも貸しますと言う。なにもトラックを運転してまで懐かしい友人に会いに行くまでもないと、そのときは、駅前でコーヒーを飲んだきりで、のぼり電車に乗って引き返してきてしまった。
 さて、今回、宇都宮で途中下車して車を借りたのは正解だった。宇都宮から四号線を小一時間北上したあたりに、わが懐かしき田舎がある。結局、一泊二日の小旅行で、会えた男もいれば、会えなかった男もいた。最後は高校時代の旧友を駅前まで呼び出して政治談議にカラオケざんまい。彼は駅前から10キロほど離れた隣町にいる。「おう、ひさしぶりだなぁ」などと言いながら、やはり車でやってきたのだが帰りは運転代行を頼んで帰宅していった。にわかには信じられなかったが、彼がいうに運転代行のほうが、タクシーより安上がりだという。わたしの場合は、町外れの公園入り口あたりにレンタルカーを留めておき、飲み屋から千鳥足の状態で、街灯もない暗い道をほうほうのていで、なんとか公園までたどりつき車中で一泊したのである。

 

 
 〃  大田原市
 
 
 
 
 
 〃  矢板市